毎年恒例となっている全国の生ごみリサイクルの実践活動を紹介する大会です。場所も毎年東京の早稲田大学内にある盛田記念講堂。
私の所属する「ごみとくらしを考える市民の会」では、毎年参加している。今回は、3名で出席した。内容は、長くなるので省略するが、詳しくは、ごみとくらしを考える市民の会の会報にて紹介しています。希望の方は、ご連絡を。
言うまでも無く生ごみのリサイクルですから、全国の民間団体の活動や行政の施策について、事例を元に紹介するのだが、当然堆肥化して農作物の育成に使う。それを食べた残りの生ごみをまた堆肥化して作物をつくるという循環を繰り返すことで、持続可能な循環型社会を構築していく・・・。と言うのは容易いが、実際は大変。まず、ごみを生ごみと分別して回収する。それを発行させて堆肥にする。それを農家で使ってもらうということだが、分別に異物が混入したり、堆肥も商品価値の高い純度に仕上げなければ農かも使ってくれない。ましてや、これまで化学肥料を使ってきていたために、化学肥料のしみ込んだ土自体を替えなければならない。といった具合である。
6月議会において一般質問で、有機農法支援(昨年12月に国において有機農業推進法が施行された)を指摘したが、現実は拡大拡大の農業の推進であったり、減反であったり、畑作への転換である。
食の安全や地産地消を推進するといいつつ、大量生産を促す補助金や政策と流通のしくみとなっているのが日本の現状である。自給率は40%と恥ずかしい限りで、それを高めることをどれほど本気で考えているのか、疑問でならない。
地元で作って地元で食べて、そのごみから堆肥を作って農作物を作り安全な食材を販売するという仕組みを本気で考えなければなりません。手間がかかる、費用がかかる、食材の形が悪いなどとばかり言っていては、何時までたっても良いシステムや農業者にとっての農業政策は実現しないと考えます。