本日は、執行部提案についての議案質疑でしたが、開会直後に市長の専決処分(道の駅条例)の承認についての議案を先に審査する旨の動議が出され、承認されました。その結果、議案第18号市長の専決処分の報告については、不承認となりました。さらに櫻井議員より南相馬市道の駅条例を廃止する条例について動議として議員提案があり、なんと!!全会一致で可決されました。
これまで、以前にもお話ししたとおり12月議会において委員会において継続審査となり、本会議に於いても継続審査を賛成多数で可決した議案に対して、市長が強引に専決処分としたものです。
驚いたのは、道の駅条例を廃止する条例について、反対者がいなかったことです。あれだけ市長の専決処分が正しいと言っていた議員も誰も反対しなかったのです。不思議です。
さらに休議し、建設経済常任委員会を開いて、議会として継続となっている道の駅条例について、修正して可決しました。
本会議では、これについて反対する議員もいましたが、可決しました。
これによって司法の場で争うこととなった「市長の専決処分の取り消し」については、消滅することとなり20日に予定していた裁判は目的を失いました。結果取り下げとなります。
これは、3月議会に入る前に執行部三役と事前協議を行った結果の判断でした。私たちは、本来議会と執行部の司法の場での係争は望むものではありません。なぜなら、その結果がどちらに判断されようともそのしこりは残ります。このことは、これからの行政執行にと議会のあり方でしこりを残すことになるという判断から、専決処分の取り下げを市長に要望したのですが、一時市長がそれを受け入れようとしたものの、助役との相談の結果受け入れられないとの返答がありました。よって、今回の結果となったわけです。
問題の履き違えから批難する議員もいますが、私たちは、議案の否決を望んで継続したのではなく、議決する努力をするために継続したのです。その意を汲むことなく強引に専決処分としたことが、議会無視で問題であると訴えたのです。ご理解下さい。
この説明が不明でしたら、分かりやすく説明したいと思いますので、ご意見下さい。