小高区浮舟会館において、いよいよ映画『日本の青空』の完成試写会が午後2時より行われました。お昼ごろから実行委員会で準備が始まり、多くの招待者が出席しました。その中には、門馬直孝前原町市長夫妻や現市長もいました。
映写機の都合か15ミリ映画のせいか、途中で中断してフィルムを入れ替える作業がありハプニングでした。私は、これで昔小学校の体育館で上映された映画会を思い出してしまいました。
本上映では、このようなことが無い様期待したいです。今回は招待客ですが、本番はお金を払って観にこられるのですから・・・。
映画の方は、よくできてるというかすばらしいものでした。ちょっと長いですが、それを感じることもなく感動すら覚えます。クライマックスでは、観客からすすり泣く声も聞こえました。
狂言回しの女の子は、あまりセリフはうまくないのですが、憲法内容の議論をする政府とGHQの30時間にも及ぶ議論は、圧巻です。そして、アメリカが作った憲法といわれていましたが、その下敷きとなった草案は、鈴木安蔵が中心となった憲法研究会案だったことや、平和憲法は当初盛り込まなかったこと(憲法研究会案)や、男女平等の条項は、日本に10年以上住んでいたことのあるアメリカ女性の意見だったことなども分かりました。
憲法は、人間(民主主義の国アメリカ人)と人間(民主主義を臨んできた日本人)の英知を結集し、世界に誇る理念として作り上げられたということがこの映画で確認できたのは、大きな収穫でした。
決してあきらめることなく、この地域に於いてもしっかりとしたビジョンをもって理念を作り上げることで、平和で住みやすい地域になると確信しました。そのためには、決して馴れ合いではなく、議論を戦わしながら勇気と情熱を持ち続けることでもあります。
皆様のご意見をお待ちしております。