2018年政策提言 | 小川尚一の政策 | 南相馬市議会議員 小川尚一
誰もが『幸福』を実感できる『夢』と『希望』の南相馬市を!

2018年政策提言

誰もが幸福を実感できる南相馬市を

新しい南相馬市は、震災前の南相馬市にとらわれることなく、新しい発想と積極的な行動で市民、行政、議会が一緒になって「誰もが幸福を実感できる南相馬市」創り上げていかなければなりません。そのための「行財政改革」に、私が提唱している「株式会社南相馬市役所」の発想と、ブータンなどの先進地で実証されている「総幸福量」の考えを取り入れ、住んでよかった、住んでみたいまちづくりは、財政確保と人口減少から増へと結びついていくと考えます。

議会改革を続行します

以前に提言しました「議員定数を削減(26名→H20年24名→H24年22名)」「議員報酬10%削減(H23~26年)」を実現してまいりました。また、地方自治体負担が増える「議員年金の廃止」を提案していましたが、国において廃止となり、現在は議員の議員年金はありません。新たな改革では、経費削減と行政と市民の情報共有に役立つ「タブレット」の導入なども議決しました。これからも議員の意識改革も含め、市民のための議会改革にと組んでまいります。

脱原発と憲法9条を守り平和な国と地域をつくります

私たちは、原子力災害によって人生設計を狂わされてしましました。絶対安全の神話は崩れてしまったのです。絶対が無くなった以上、全国の原発再稼働はするべきではなく、南相馬市として「脱原発都市宣言」を提案し、実施しました。そして、この地域で生活することの権利と義務を謳った「憲法小冊子」を全市民に配布しました。また、国の危うい政権のもと憲法改正が進められようとしていますが、「幸福な生活」の大前提に「平和」が在ることからも、恒久平和を謳い、憲法制定後に一度も戦争を行わなかった日本を誇りとして、憲法9条を守る活動を地域団体と共にして参ります。

障がい者と高齢者が住んでよかったと思えるまちづくり

合併後の総ての条例見直しに当たり、「障害者」の文字を「障がい者」とすることを提案し改善されました。これからも「障がい者の働く場の確保と生活支援」の環境整備と支援制度を引き続き提案度し、高齢者が安心して暮らせるようにする「高齢者地域サロン」「高齢者のパソコン教室」について提案しましたが、近い将来高齢化率40%の状況を見れば、その手立ては必要であり、さらに高齢者が何時までも元気で過ごせる環境の整備を充実し、「ぴんぴんコロリ」の対策を進めます。更に、「脳卒中センター」と総合病院の在り方を含めた地域医療連携のあり方についても、しっかりと提案して参ります。

地域がうるおい経済効果のある通年型観光策を

常磐自動車道は、28年春に全線開通となり、八木沢峠のトンネル開通を踏まえ、便利になっても出て行く人ばかりで入ってくる人がいなければ、地域の経済効果につながりません。以前より外貨を獲得し、経済効果に繋がる事業が必要です。先の全国植樹祭会場の跡地利用として県の承認が必要ですが、「全国都市緑化フェア」開催を誘致し、大会開催後も民間に委託して、東北トップクラスの観光資源とし、大都市からも人を呼び、雇用と交流人口拡大を図り、地元経済効果と市民のうるおいとお客様のおもてなしの場所を整備し、花と緑いっぱいのまちづくりをこれからの提案してまいります。

ごみ対策と環境を守ります

旧原町市から大甕産業廃棄物処理場建設問題については、特別委員会副委員長として審査し、H25年に福島県は設置取り消しが実現しました。また、ごみ分別の徹底によるリサイクルの推進と廃棄物量の削減、行政としての取り組みとしてISO14001の導入などによるCO2の削減など提案を行ってきましたが、更にマイバッグ推進による償却廃棄物削減など今後も地球レベルでの環境問題に取り組みます。

地元中小企業支援と中心市街地活性化で経済対策を

中小企業は、国の礎であると「中小企業憲章」は、謳っています。震災前もその後もこの地で踏ん張ってきたのは地元の中小零細企業でした。その中小企業を市として支援し、地域経済の発展に結びつけるため、「南相馬市中小企業基本条例」の制定を提案しています。お客様である市民に愛される元気な商店街を創るため、小高区、鹿島区、に続き原町区の商店街の街路灯のLED化を踏まえ電気料金が行政負担となり、県における「プレミアム商品券の発行」事業は、震災後疲弊した商業に活力を与えました。これからも商業活性化に向けて消費者と商業者がウィンウィンの関係になる施策を提案してまいります。また、中心市街地活性化には、居住人口拡大が不可欠と提唱し、市街地に災害公営住宅149戸、防災集団移転住宅55区画を街中に誘導し、凡そ800人の人口増となりました。

安心安全な子育てと未来を創る人(財)が育つまちづくりを

安心安全な子育て支援のための保育園、幼稚園の充実確保を図り、南相馬市の未来を担う子供たちの為の教育環境整備の充実については、「幼稚園保育園の無料」が実現しました。今般民間への登用を促進する事業が行われていますが、今後、更なる保育士確保が求められ、保育環境の充実を図るため計画的に取り組みます。また、中央図書館における移動図書館(ブックモービル)の実現が成果を上げており、更に学校図書館との連携による学力向上の施策として全市への司書職員の配置を求め、計画的に取り組むとしていますのでその成果を見守ってまいります。

スポーツ振興による交流で活力あるまちづくりを

陸上競技場活用では、野馬追い健康マラソンの参加者が毎年増えており、屋内市民プールにおいても利用者は3万人を超え、H29年に完成したパークゴルフ場は、当初の年間3万人から倍増している状況にあります。全てのスポーツの振興を積極的に進め、市民の健康を促進し、スポーツ施設の充実による公式大会の誘致による交流人口拡大と地域経済活性化に結びつけ、青少年の健全育成と高齢者介護予防に繋がる元気で活力あるまちづくりを実現します。

特色ある農業育成支援とやりがいある後継者づくり

真に農業生産者のためになる農業政策を進めることを言い続けてきましたが、震災と原子力災害により、農業自体がままならぬ状況にあります。しかし、今後この地域の農産物の目玉(特産品)づくりとしてオーガニックなどの有機農業の推進や、安心安全な農業製品の6次化を進め、全国へ発信することが必要です。また、地元産食材の学校給食への導入と地元業者100%で地産地消を図ることを提唱してきましたが、風評被害を払拭するためにも安全を確認して取り組むべきです。

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