私の所属している「障がい児者ひまわりの会」主催の映画「ありがとう」の上映会がサンライフ南相馬で開催されました。
久しぶりの奈緒ちゃんの映画に、感激!涙がこぼれました。
確か11年前に同じサンライフ(当時原町でしたが)「奈緒ちゃん」という映画を上映しました。知的障がいを持つ奈緒ちゃんの二十歳までのドキュメンタリーが前回の「奈緒ちゃん」で、今回は、その後10数年間を撮ったものです。そして、今回は、奈緒ちゃんはグループホームに入って家族から独立するところで終わります。
お父さんは、定年退職を向かえ、奈緒ちゃんの弟は、障がい者を支えるボランティア団体(NPOだったかな)に所属し、関わっていくことになります。家族みんながそれぞれ年を取っていく中で、奈緒ちゃんだけが昔のままでいることに、思わずニッコリ微笑んでいました。
ある方が、『「障がい者に光を。」ではなく、「障がい者は光だ。」』と言われたのを忘れません。障がい者だから手を差し伸べると言う施しの心ではなく、障がい者から人間として失ったもの亡くしたものを知り、心を取り戻すことを学ぶ。まさしく障がい者は、光であると言う意味です。
今回の映画に於いてもまさしくそれを感じさせてくれます。私たちは、大人になってずいぶん汚れてしまいました。その汚れをほんの少しでも洗い流してもらったような気がします。そんな映画でした。
皆さんも是非ご覧下さい。ちょっと爽やかになります。